2月中旬にスリランカへ4泊7日で
アーユルヴェーダ医学に触れる旅へ行ってきました!
頭の中を整理するのに、1か月ちょっとかかりました。。笑
それだけ私の中では多くの気付きと学びの多い旅となりました。
さて、まずは今回の旅のきっかけから。
「Yurikaさんと行く癒しのスリランカアーユルヴェーダ・リトリートツアー」
ポストカードが目に留まり
「わー!面白そう~!」と心がワクワクしたのがきっかけです(*^^*)
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アーユルヴェーダは、中国医学とユナニ医学とならんで
世界三大伝統医学のひとつと言われています。
これらの伝統医学は相互に影響しあって発展し、それらはすべて
心身のバランス・調和を重視する考え方をベースとしています。
病気になってからそれを治すことより、病気になりにくい心身をつくることを重んじており、
病気を予防し健康を維持する「予防医学」という観点が共通しています。

ホテル敷地内「Spiritual Area」
私が今後もパートナーと生涯をかけて研究し続けていくであろう「犬の食事療法」は、
もとは人間の中国医学(中国医学は日本に伝来して東洋医学、鍼灸、漢方、按摩などに発展しています)
それらの書籍や古典をもとに、夫の今までの動物に対する様々な臨床経験と
獣医学、薬学、栄養学、薬膳などを組み合わせて、診療を通して検証を重ね、効果の得られたものを
「犬の食事療法」としています。
(※あくまでも私個人の解釈とご理解ください)
私は犬猫だけでなく人にも通ずる部分の多い「犬の食事療法」の奥深さにすっかり虜になり、
そこから現代に受け継がれている伝統医学や自然療法、伝統食についても現在進行形で勉強中です。
きっと終わりのない生涯学習になることと思っています。
今回はアーユルヴェーダとはなんぞや?
実際に体感して知りたくなり、スリランカへ行くことになりました。
毎度のことながら背中を押してくれるパートナーにはいつも感謝と尊敬でいっぱいです♡
スリランカは自然が美しくて、人も動物も虫もすべての生き物がいきいきとしていて
たまらなく心地良く大好きな国となりました!

ホテル敷地内で飼われているうさぎちゃん

一歩外に出ると野犬がたくさんいました
簡単にスリランカでの日々を振り返ると…
◆滞在中毎日行われたこと
アーユルヴェーダのドクターによる問診
1日2回のアーユルヴェーダ施術
Yurika先生によるヨガセッション(現地スタッフによるヨガも)
アーユルヴェーダに基づくお食事
◆スペシャルメニュー
アーユルヴェーダのハーブボール作り
スリランカ料理教室
ボートツアー&サンセットビーチヨガ
ネゴンボ・ショッピングツアー
ひとつひとつ詳しくお伝えしたい気持ちがいっぱいですが、笑
旅日記は現地滞在中にinstagramにて綴っていますので
詳細はそちらをのぞいていただけると嬉しいです♪
こちらのブログでは、医学として今も受け継がれている中国医学、アーユルヴェーダと
畏れ多くはありますが犬の食事療法とを比較してみていきたいと思います。
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中国医学 | アーユルヴェーダ | 犬の食事療法 |
診断法 | ①望診 体を見ること |
①毎朝ドクターと直接会話
|
①姿勢、表情、歩様の観察、皮膚被毛の観察など |
②聞診 「聞」は「きく」ことで、声の調子や、呼吸音だけなく、体臭や口臭などの臭いを嗅ぐことも含まれている |
②毎朝のドクターによる診察では、今日の排尿・排便の状態、睡眠、食欲の有無を確認された。 | ②呼吸音、心音、おなかの音、体臭、口臭など | |
③問診 状態を問うこと。主訴、自覚症状、家族歴、現病歴、既病歴、生活状態などを質問する。 |
③施術前にかなり詳しい問診票の記入があった。毎朝の診察時にも毎日体調を尋ねられた。 | ③初診時に詳しい問診票を記入 初診後は食事内容、便などの報告によって、その後の体調を把握 |
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④切診 「切」とは触れることで、体の特定の部位に触れることで診断を行う。症状のある部位を触れることもあるが、基本は脈診のことを指す(漢方では腹診も含まれている) |
④毎朝のドクターの診察では 脈診と血圧測定が行われた。手を握り体温を、触って確認されることもあった。 |
④経絡検査、冷え浮腫み検査、脈診、腹診など | |
治療法 | 病気は体内の気の流れの乱れと陰陽五行の不調和から起こると考える。
自然と調和した生活をすることに加えて、薬草治療(湯液)や気功、経穴刺激、鍼灸、推拿などを用いて体内の気血の流れを順調にすることで、血液循環や水分代謝が是正されて、病気の治療や健康の維持増進ができると考える。 |
個人がもつ心と身体のドーシャ(エネルギー)バランスの偏りを見極め、各施術(パンチャカルマ)や食事・生活・運動習慣の見直しによって整えていく。
アーユルヴェーダで頻用されるオイルマッサージは、オイルで親油性成分を抽出して、皮膚に投与することで薬理学的・生理学的効果、さらには心理学的効果をもねらう治療法である。 |
病名から臓器を特定してケアはしない。詳しい問診と触診、観察から現在の臓器の連携具合、心身の状態の偏りを見極め、食事・生活・運動習慣・飼育環境の見直しによって整えていく。
治療法はそれぞれの個体に適したものを提案するため、多岐にわたる。 |
食事 | 医食同源思想
日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方。 |
インド哲学ウパニシャドより
「人は食べたものになる」 食べ物は薬として、身体だけでなく、心、さらには魂にも影響する。 |
新鮮な食材を使った食事によって、食材がもつエネルギーを取り入れて心身を整え、元気の源とする。 ふだんの食材が薬にもなる。 |
参考文献:「インド伝統医学で健康に!アーユルヴェーダ入門」上馬場和夫・西川眞知子著、Wikipedia
あまりにも共通点が多くあり、スリランカではそれに気付く度、ひとり心の中で感動していました・・・笑
伝統医学として受け継がれてきたものはどれも、体の中に存在している液体(体液)が
アンバランスになった時に病気になるという共通の認識に基づいており、
それらは毎日の食事や生活が薬にも毒にもなると考え、日々の過ごし方、食事について言及しています。
犬の食事療法も同じ考えです。
まだまだ進行形の「犬の食事療法」ではありますが、
知って実践していただく中で、ワンちゃんだけでなく人もいっしょに健康になっていただけるように
そのお手伝いができれば嬉しいなと思っています。
”人体を小宇宙としてとらえ、体内に自然が存在すると考えている。
健康とは体内外の自然がバランスをとっている状態と考える。
例えば宇宙と人体とは同じ構成要素からなると考えられており、
自然界に存在する生薬(動物、植物、鉱物)を使って治療を行う。
さらに外界の動き、例えば一日、一年(季節)、一生(年齢)という時間の流れの中で
体内も同じように変化することを考慮してダイナミックに治療や処方を行う
時間治療学の概念を有している。”
「伝統医学の可能性」 富山県国際伝統医学センター上馬場和夫著より
昨今は全世界で「新型肺炎」の脅威にさらされています。
人体は小宇宙。
体内に自然が存在していて、健康とは体内外の自然がバランスをとっている状態と
とらえると、この新型肺炎ウィルスもなんらかの意味があって存在しているのではないか
と思うことがあります。
長くなりましたので、また次回に。
さいごまで読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m
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cocotte*makana大坪由季の所属する
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