私たちもワンちゃん、ねこちゃんも
身体の健康や状態は毎日の「お便り」で伺い知ることができます。
「お便り」とは・・・
ずばり「うんち」のこと(*^^*)
お食事中の方ごめんなさいm(_ _)m
今日のお話は5000人以上のうんちを調査し、うんちの中に含まれる腸内細菌と様々な病気との因果関係について研究をされておられる、「うんち先生」こと独立行政法人理化学研究所イノベーション推進センター辨野特別研究室(特別招聘研究員)で農学博士(東京大学)の辨野義己先生のお言葉をお借りしつつ、お話を進めて参ります。
まず、自分のワンちゃん、猫ちゃんの便の観察はしていますか???
便は75~80%が水分、
残り20%の内、3分の1が腸内常在菌、3分の1が食べかす、3分の1がはがれた腸粘膜です。
約8割を占める水分。
便の形状、やわらかさで水分摂取量と胃腸の運動性は程良いのか、
もしくは運動性の亢進や低下、水分量や食物繊維の過不足等を伺い知ることができます。
色はどんな色ですか?
色からは、肝臓の働き具合や食生活、腸の運動性を伺い知ることができます。
また匂いも重要なサインとなります。
匂いで腸内細菌の状態や食生活、しいては運動の過不足までうかがい知ることができます。
残りの約2割のうちの3分の1を占める腸内常在菌。
いわゆる腸内細菌は大便1gに約1兆個、種類は1000種類以上、
大腸内にある腸内細菌の総重量は約1㎏~1.5㎏(人)だそうです。
今は「脳腸相関」という言葉もあるくらい、
腸と脳は相互に影響しあっていると考えられています。
脳に影響するということは、身体全体にあらゆる指令を出している脳ですから
身体全体の健康にも影響がでてくると考えられます。
身体全体に与える影響の大きい「脳と腸」は、
食生活を変えることで変化してきますが、もうひとつ大事なのは運動です。
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以下、「いいうんち研究所」HPより
病気の予防の第1が食事だとすると、第2は運動です。
運動と食事が合体してはじめて、病気の予防になるのです。
運動がなぜ大切かというと、腹筋や腹圧が鍛えられるからです。
いくらカサのあるものを食べたからと言っても、腹圧が弱ければ、腸が活発に動かず、貯めたものを押し出す力(排出力)がでないのです。
アメリカの調査によると、運動が大腸がんの予防に対し、明らかな効果を上げているとの結果がでています。
大腸内に残留物が残らないために、悪玉菌の増殖が抑えられ、これらによって作られたがんを誘発する物質や促進する物質が作られにくくなるためだと考えられます。
食事だけでは、快腸生活は実現しません。
運動とさらに、ストレスをためないライフスタイルも大切になります。
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まったく同じことがワンちゃん、猫ちゃんにも当てはめて考えることができます。
お食事もとっても大事ですが、まずそのお食事の栄養成分を吸収するのは「腸」。
「腸」が不健康だと、良い食べ物を取り入れても栄養成分を吸収して活用することが難しくなります。
また吸収された栄養成分を身体のすみずみに運ぶのは「血液」。
血液は滞りがあったり、液質がドロドロだと流れが悪くなり、
栄養成分はすみずみにまで運ばれにくくなります。
血液を滞りなく、液質をさらさらにするには「食事」(十分な水分の摂取も含みます)と「運動」がケアするポイントとなります。
私たちもワンちゃん、猫ちゃんも
健康で元気にHappyいっぱいに過ごすためには
「食事」「運動」がポイントとなります。
どんなお食事、運動が適切なのかは、年齢や体質、これまでの生活習慣など個体により変わってきます。
詳しく知りたい方は「犬の食事療法」の各講座が有益なヒントを得るきっかけとなるかもしれません^ ^
それでは今週も素敵な1週間を☆彡
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cocotte*makana大坪由季の所属する
一般社団法人「犬猫の食と自然医療の学校」です。