愛犬さん、愛猫さんのためにと作っているごはん、与えているドライフードに自信はありますか?
「はい!」と自信をもって言えない方…
その通り、
「完璧なごはんは存在しない」ということをまず理解しましょう。
それは手作りごはんでもドライフードでも、私たちの食事でも同じです。
わんこも私たちも日々変化しています。
どれだけ完璧に近いごはんを食べたとしても
体内の状態(血液や水分、臓器の状態・流れ、臓器間の連携具合、消化吸収、気の流れ…)は
常に変化し、変動しています。
私たちが生きる環境(気温、湿度、天気…)も常に変化し、一日としてまったく同じ環境の日は存在しません。
あるごはんで調子が良くなったとすると、
それはその時の体調、体内の状態、過ごしていた環境に適していたのであって、
翌日もそのごはんで調子が必ず良くなる、とはいえません。
変化していく=完璧なごはんは存在しないと思っています。
ということは、からだを作るもととなる「ごはん」も同じように
日々変化させていくと良さそうですね♪
その変化に対応していくためには感じる力、観察眼を私たちは身に見つける必要があります。
愛犬さん、愛猫さんの「今」の状態を、
まっさらな気持ちで何も考えずに手で触れて感じてみましょう。
「元気そう!」「しんどそう」といった思い込みは感じる力を阻害します。
自身が体調不良の時も、正確に感じることが難しくなります。
体調を整えて、気持ちはフラットにして、何も考えずに感じてみてくださいね。
次にしっかり五感を使って観察してみましょう。
例えば…
表情は?鳴き声は?息遣いは?
眼は潤っていますか?目ヤニや涙は出ていませんか?白目の色は?水晶体(黒目)は濁っていませんか?
目の開き具合は?左右同じですか??物を動かすと、同じ速度で追いますか?
瞳孔の大きさは左右同じですか?結膜が見えていませんか?
鼻は乾いていますか?鼻水やくしゃみは出ていませんか?呼吸音が聞こえますか?
耳は触ると嫌がりませんか?匂いはしますか?耳内が汚れていませんか?耳内の皮膚の色は?
お口のにおいは?口の中の粘膜、歯茎の色は?口周りや口腔内に何かできものはできていませんか?
歯も時々観察してみましょう。
お顔は正面から見て、左右どちらかに傾いていませんか?‥‥
お顔まわりだけでも、これだけ観察部位があります。
「感じる」マクロな視点と、
しっかり観察し、触れて感じるミクロな視点で
愛犬さん、愛猫さんの微細な体調の変化に気づき、対応していくことが大切だと思っています。
食事療法を習得された方はそこから、わんちゃん、猫ちゃんの献立作りが始まりますね(*^^*)
とは口で言いつつも、、、、難しい!笑
まだまだ、感じる力も観察眼も、献立作りも成長発展途上(きっと終わりはないでしょう)ですが
いつも忘れないように私自身心掛けていきたいと思っていることの一つです。
皆さんも一度、マクロな視点とミクロな視点で
大切なパートナーさんを感じて、観察してみてくださいね♪
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cocotte*makana大坪由季の所属する
一般社団法人「犬猫の食と自然医療の学校」です。