私たちもワンちゃんにとっても、心身の疲れをとるには睡眠が一番!
それでは人もわんちゃんも、普段の生活時と比べて睡眠時の体温は高い?低い??
どちらでしょうか・・・・
正解は・・・
低いです。
眠ろうとする時、体温は高くなり、
眠りにつくと体温は下がります。
人は眠りに入る時に、手足の甲の皮膚血管が開き、体に対する手足の温度が上昇します。
そして、手足から外界に熱が逃げていくことで体の内部の温度が下がっていきます。
眠いとき、赤ちゃんの手が暖かくなるのと同じで、
特定の皮膚部位から熱を外界に逃がすことで体の内部の温度を下げ、
体全体の代謝を下げ、これに引き続いて脳温も下がって眠りに入るのです。
人間の脳はほかの動物とくらべて、高い機能をもっており、昼間は脳をフルに使って生活しています。
そこで疲れた脳が オーバーヒートしないように、脳の温度を下げて休ませ、
脳の疲労を回復させるのが睡眠なのです。
~テルモ体温研究所HPより~
これはワンちゃんも同じです。
ワンちゃんにとっても、睡眠は心身の疲れをとるためにとても大事なものです
そして良い睡眠を得るためには体温の適切な調節も大切になります。
ワンちゃんの平均睡眠時間は12-14時間と言われています。
そして眠りには深い睡眠と浅い睡眠があります。
深い睡眠=ノンレム睡眠時は血圧や体温、呼吸も低下し身体だけでなく大脳も休息状態。
浅い睡眠=レム睡眠は、体は休息状態ですが大脳は目覚めている状態です。
人の場合、「レム睡眠」が90分の周期で現れ、睡眠全体の約80%は「ノンレム睡眠」だといわれています。
それに対し、犬はその逆で「ノンレム睡眠」が20%、「レム睡眠」が80%といわれています。
全体の20%としかありませんが、ワンちゃんはノンレム睡眠のときには、脳を休めるほか
成長ホルモンの分泌がさかんになり、成長だけではく細胞の修復や代謝も促しています。
心身ともに健康で過ごすためにとても大切な睡眠。
ワンちゃんも私たちも、質の良い睡眠がとれるようにしていきたいですね。
そのために、今日からスタートできそうな体温の調節方法が記載されておりましたので、
参考にされてくださいね↓
◆睡眠中の体温を操作して、よく眠る。
睡眠中の環境温度によって睡眠の量や質が変わることが、いろいろな実験を通じてわかってきました。
・電気毛布で加熱したままの状態で眠ると、夜中に目覚めることが多くなります。
電気毛布が必要な人は、タイマーで加熱を切るか、最弱レベルに切り替わるようにすると、眠りが深くなります。
・部屋の暖房が強すぎる場合も、体の内部の温度が低くなりにくいので眠りが浅くなります。
寝てから少し室内の温度を低くすると、深い眠りが得やすくなります。
・頭を冷やしても、環境温度を下げたのと同じ効果が得られるという報告がありますから、
試してみてもいいでしょう。
◆睡眠前に体温のコンディションをととのえて、よく眠る。
睡眠中だけでなく、睡眠をとる前に体温を変化させることで、うまく眠れる可能性があります。
・寝る前にぬるめのお風呂に入ったり、足湯を使ったりして軽く暖めると、眠りに入るまでの時間が短かくなり、深い眠りを得やすくなります。温かくした後には、末梢血管が拡張し、手足の表面からの熱放散が増え、体の内部の温度が低下しやすくなるためと考えられます。しっかり暖まってしまうと深部体温が上がってしまいますのでご注意ください。
・夕方の運動も、皮膚からの熱放散を増やすので、うまく眠るのに効果的です。
~テルモ体温研究所HPより~
私たち人間だけではく、ワンちゃんにも意識して活用できそうですね♪
それでは、今週も健康で元気に1週間過ごされますように☆彡
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cocotte*makana大坪由季の所属する
一般社団法人「犬猫の食と自然医療の学校」です。