師走らしく、慌ただしい日々が続いていることと思いますが、元気でいらっしゃいますか?
この時期は寒さと乾燥が厳しい時期になりますので、薬膳の考えに基づくと、
寒さには「温性や熱性の食材」「巡りを良くする食材」、乾燥には「潤いをもたらす食材」がおすすめです。
(食事療法では実際には私たちもワンちゃん・ねこちゃんも個体差がありますので、一概に言い切ることはできません。正確には問診と触診など全体をみて判断します)
もし寒い屋外から帰ってきて、数時間経っても手足や身体に冷えが感じられる場合は、
「冷えている」可能性がありますので、寒さ対策が必要となります。
食材では温性・熱性の食材となります。
※()は犬猫への投与は注意が必要な食材ですので、与えることは控えましょう。
例えばしょうが・胡椒・羊肉(とうがらし)などの熱性の食材。
特にかぶは”温める”と”熱を落ち着かせる”という両方の働きをもっているため、
体の調子を整えるために使いやすい食材だと感じています。
かぶの葉や旬の柚子など、香りの良い食材は気の巡り良くしてくれるので、
忙しいこの時期のいらいらやのぼせに効能があるといわれています。
味付けした味噌に柚子皮を混ぜた柚子味噌にやわらかく煮たかぶや大根などは、
この時期にぴったりの一品ですね(*^^*)
直接的な温め方法としては腹巻やホットパックなども有効です。
私たちの場合は40度くらいの湯舟にゆっくり浸かって体の芯から温めるのも良いですね。
寒くて外に出ることもおっくうになりがちですが、
熱を生み、基礎代謝を高めてくれる筋肉づくり=運動も健康を保つ上でとても大切なひとつです。
「みかん」は実と皮で働きが異なります。
実は、肺に潤いを与えて機能を高める作用があり、から咳・口やのどの渇きに有効といわれています。
乾燥の厳しいこの時期に適していますが、過食すると痰を生み出すともいわれているため、適量に食べることが肝要です。
皮には気の巡りを良くして、消化促進してくれる作用と余分な水分の排泄を促す作用がありますので、
体調や症状に合わせて、使い分けてみてくださいね。
2016年も残すところ、あと4日となりました。
今年も皆様のおかげで、充実した一年を過ごすことができ ”感謝” でいっぱいです。
本年もたくさんのご支援とご愛顧くださり、ありがとうございました。
新しい年も皆様にとって実りの多い幸せな一年でありますように☆彡
cocotte*makana大坪由季の所属する
一般社団法人「犬猫の食と自然医療の学校」です。