健康に過ごすためのポイント ~運動~
Cocotte*makanaが考える、
私たちもワンちゃん、猫ちゃん健康に過ごすためのポイントは
3.運動
と何年も前になってしまいますが、ブログに書かせていただきました。
今日は最後の「運動」について、思うことをお伝えしたいと思います。
まず私たち日本人の年代別の死因順位の表をご覧ください。
どの年代でも上位を位置するものは「自殺」「悪性新生物」「心疾患」の3つが主要となっています。
ストレスが多く、人間関係も希薄になりがちな現代において、
まず自殺という死因順位は見逃すことのできない問題の一つであると考えています。
特に若年層の自殺が目立っています。
各個人の物事のとらえ方は、幼少期にどれだけ自己肯定感(自分はありのままの自分でよしと思えることができるか)を持っているかに影響を受けると考えています。
自己肯定感を持っていれば、例えば人生において困難や失敗に感じられる場面に遭遇したとしても、
自分を否定することなく、次への成功のステップとして、失敗を成功の糧として、諦めることなく挑戦し続けることができます。
自己肯定感を持つためには、周りの人々からの愛情が欠かせない条件であると考えています。
ありのままの自分を受け入れてもらえる、その環境と温かな愛情がそのまま、その人個人の自己肯定感へとつながっていくと思います。
お子様がおられる方はぜひ、「生まれてきてくれてありがとう」という気持ちで
誰かと比較するのではなく、その子自身のありのままの姿を見つめ、その子自身が持っている素晴らしい長所を心を込めて伝えてあげてくださいね。
そしてぎゅっと抱きしめ、あなたの温かな愛情を毎日伝えてあげてください。
わんちゃん、猫ちゃんにも「ありがとう」の気持ちを言葉で表し、ぎゅっと抱きしめてあげてくださいね。
あなたの温かな愛情はきっと伝わっています。
江本 勝「水からの伝言」より抜粋
水に文字を見せたところ、「ありがとう」という言葉を見せた水は、六角形の力強い結晶を作ってくれました。
ところが「ばかやろう」という文字を見せた水の場合には結晶構造が壊れてしまいました。
そして「愛 感謝」の文字を見せたときに、水はもっとも美しい姿を見せてくれました。
不思議ですが、水は私たちの体の60%を占めていますし、「言葉」の影響は私たちや動物にも
計り知れないものがあると思っています。
さて「悪性新生物」これはいわゆる「がん」です。
「心疾患」上記の2点はよく生活習慣病として話題にされます。
これらの生活習慣病は実は私たち人間だけでなく、
わんちゃん・猫ちゃんも同じように増加の一途をたどっています。
犬の病気トップ5
猫の病気トップ5
(引用:犬の病気・猫の病気大辞典)
人と犬猫、ともに悪性新生物であるガンと心臓病が上位を占めています。
これはいわゆる生活習慣病といわれるものであること、また医療の発展に伴う長寿化によるものが大きいと考えています。
私たちも犬猫も日本は「飽食」の時代となっています。
飽食だけでなく、仕事中心になりがちな日本人は、手軽に食べれるファストフードや加工品に頼ることも多々あります。人も犬猫も共通して同じ病気になるということは、私たちの生活習慣の悪影響をワンちゃん、猫ちゃんも大きく受けているということができるのではないでしょうか?
がんも心臓病も食事療法の考えにおいて抗酸化作用のある食材をとること、また体温をいつも高く保ち、気血水の流れを良くすることがとても大切です。
毎日運動を心がけて身体全体を使うことによって、体内の巡りがよくなり、古い老廃物や水が排泄され、新しい栄養や水が取り込まれるようになります。
また運動をすることによって、筋肉が発達し、筋肉からまた体温を保持するための熱もきちんと作られるようになります。基礎代謝量もあげることができるようになります。
流れがよくなると、食べ物から摂取した豊富な栄養がきちんと体全体に運ばれ、必要な細胞に使われるようになります。
私たちもワンちゃん、猫ちゃんも生きているだけでカロリーを消費しています。
これを基礎代謝といい、成人女性で約1100kcal、成人男性で約1500kcalが基準値とされており、この基礎代謝以上のカロリーを摂取することで、余ったカロリーが脂肪となります。
(参考「日本人の食事摂取基準(2015年度版)策定検討会報告書(平成26年3月)厚生労働省」)
同じようにワンちゃん、猫ちゃんにもそれぞれ基礎代謝があり、同じように基礎代謝以上のカロリー摂取で、
余ったカロリーは脂肪へと転換されます。
実際には犬猫に対しては、温和な気温で、基本的生命活動を行うのに必要なエネルギー量を「基礎エネルギー必要量(BER)」といい、通常の活動をしながら体重を維持するのに必要なエネルギー量として「維持エネルギー必要量(MER)として個体に応じて算出しますが、ここでは簡単に述べますと、犬らしく活動的に生きるためには基礎代謝の約2倍、猫ちゃんは約1.4倍のエネルギー量(カロリー)が必要と言われています。
人では脂肪1kgを1か月(30日)で落とすためには、240kcal(お茶碗1杯のごはん140g分)の消費が必要です。
運動別に消費カロリーをみると下記の通りとなります。
安易に食べないダイエットをすることは、必要な栄養を取り込むことができない、また熱を生み出す力もつくれず、体が冷える原因となります。
基礎代謝を超えない程度の食事量を心がけること、また運動を通して体の巡りを良くして、体温を高く保持することが、健康に過ごすためのポイントとなると考えています。
忙しい日々、私たちも犬猫もどうしても運動不足になりがちですが、
通勤通学時に「歩く」ことを意識してみる、
ワンちゃんはまずは散歩を毎日必ずしてあげること、
猫ちゃんも毎日おもちゃを使ってしっかり遊ぶ時間を作ってあげること等
できることから少しずつ意識して取り組んでみてくださいね。
それでは今週も健康で元気に、充実した1週間をお過ごし下さい。