小正月は豊作祈願や家庭的な行事が多いのが特徴です。
また、この日に正月飾りなどを焼く「左義長」を行い、正月行事に区切りをつけます。
この「左義長」いわゆる、どんと焼きにより年神様が煙に乗って天上に帰ってゆくとされています。
小正月には小豆粥を食べ、無病息災を祈る習わしもあります。
秋に収穫して乾燥させつつ保管を行って、この頃に新豆が売り出されます。
小豆は東洋医学の観点からみても、「冬」にぴったりの食材です。
東洋医学ならではの診断・治療のヒントとなる「五体色体表」によると、
「冬」は「腎臓・膀胱」に病変が起きやすく、それを改善するには「豆」が良いとされています。
また腎臓は体の中で一番冷えやすい臓器と言われています。
腎の状態は身体のさまざまな不調となって現れるので、下記の表を参考に主な症状をチェックしてみてくださいね。
腎臓・膀胱がもととなって上記のような症状が現れることが多くなっています。
●利水りすい(水分過多による病を尿として排出する)
●滲湿しんしつ(水分の停滞を取り除く)
●清熱せいねつ(炎症を抑える、解熱など)
●解毒(体内に蓄積する老廃物や病のもとを取り除く)
小豆の外皮に含まれる成分「サポニン」と、小豆自体に含まれる「カリウム」が
体内の余分な水分を排泄してくれる働きをしています。(薬膳でいう利水、滲湿の作用です)
サポニンには脂質を溶かす働きがあることから、昔から石けんなどに使用されていました。
昔は天然の界面活性剤として用いられていることもありました。
これらの性質により、どろどろの血液をさらさらにし、血流の改善も期待できます。
血流が改善されると体内に蓄積した老廃物も排出されやすくなります。(薬膳でいう清熱、解毒です)
小豆のパワーを取り込むためには煮汁ごと、がおすすめです。
お正月に余ったお餅を使って、あったかい小豆のおぜんざいをいただいて
冬を元気に乗り越えていきましょう☆彡
わんちゃん、ねこちゃんにも小豆の煮汁を
ごはんに混ぜて与えてみてくださいね。
冷えを解消するには、「温め」も忘れずに!
冷えないように、腹巻も必須アイテムです♪(*^^*)
**愛犬さんのお食事相談受け付けております**
詳細は下記をクリックしてご確認くださいね。
http://cocotte-makana.com/service/consult/
cocotte*makana大坪由季の所属する
一般社団法人「犬猫の食と自然医療の学校」です。